【ニュース/電子商取引】


ECOMがクレジットカードを使った安全かつ迅速な電子商取引の実現を目指し
標準約款のα版を策定

■URL
http://www.ecom.or.jp/about_wg/wg13/credit/press.htm

 通産省の外郭団体である電子商取引実証推進協議会(ECOM)は、インターネット上などでクレジットカードを使った安全かつ迅速な電子商取引の実現を目指して、「標準約款」のα版を取りまとめた。

 同約款は、クレジット会社、クレジット加盟店、消費者間の取り引きルールを定める約款の標準モデルとして世界で初めて策定したもので、クレジットカード会社とネットワーク上の仮想店舗を営業する販売業者間の約款「EC用加盟店標準約款」と、クレジットカード会社とカード会員間の約款「EC用会員標準特約」の2本立て。クレジットカードによる電子商取引の実際の取り引きルールを策定することで、クレジット会社や加盟店と消費者間のトラブルを防ぐのが狙いだ。商品の注文から決済までをネットワーク上で完結する取り引きに対応し、ソフトウェアなどのデジタル商品はダウンロードによる配送手段を認めたことが大きな特徴となっている。

 今後ECOMでは、他の通産省が支援する電子商取引実証実験プロジェクトなどに同約款に対する意見を求め、'98年2月に標準約款最終版と運用ガイドラインを完成させる予定。

◎問い合わせ先
電子商取引実証推進協議会
電子商取引決済関連問題検討ワーキンググループ
TEL 03-5531-0066

('97/4/16)

[Reported by nagase@impress.co.jp / chibiayu@sag.bekkoame.or.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp