【動向】


日経BP「第1回全国インターネット普及率調査」の結果が発表される

日本のインターネット利用者は700万人、WWW利用者は350万人

■URL
http://www3.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/418inet.htm

 日経BP社は、同社の会員制データサービス「日経マーケット・アクセス」が行なったアンケート「第1回全国インターネット普及率調査」の結果を発表した。

 調査結果によると、1ヶ月以内に自分で電子メールかWWWを利用したという「インターネット利用者」の比率は6.6%で、16歳以上の日本の人口(1億400万人)で換算すると700万人程度がいる計算だ。WWWだけの利用者の比率は3.3%で、約350万人となる。また、都市の規模別に見ると、人口30万人以上の都市では、インターネット普及率が9.9%なのに対し、人口30万人未満の都市では4.5%と、地域間での格差が現われた。性別で見ると、女性の比率はWWWだけの利用者中10%で、女性全体の1%未満となっている。ただし、1年以内にWWWを利用したいとする潜在ユーザーの約40%を女性が占めており、今後のWWWの普及には女性ユーザーをいかに取り込めるかが鍵となる、としている。

 同調査は、'97年3月中旬から4月上旬にかけて行なわれたもので、電話帳から無作為にサンプリングした日本全国の16歳以上の男女5,000人を対象に電話調査で行なわれた。なお、データの偏りがないよう都市を規模別にグループ分けし、それぞれのグループごとに、年代/性別で回収する人数の割り当てをしたという。

 これらのデータは、さらに詳細なものが「インターネット普及調査1997」としてまとめられ、日経BP社から5月上旬に発行される予定。

('97/4/18)

[Reported by poseidon / okiyama@impress.co.jp ]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp