【業界動向】


住友商事がCATVインターネット事業を支援する新会社を設立

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 住友商事株式会社は、CATV局のインターネット事業を支援する新会社「クロスビームネットワーク株式会社」を4月21日に設立する。住友商事は'96年12月にケーブルモデムの有力企業米Terayon社に出資、同社製品の国内向け独占販売代理店権を獲得しており、今後は新会社によって各CATV局にTerayon社製ケーブルモデムの売り込みを図る。

 新会社の事業内容としては、ケーブルモデムなどの機器やシステムの販売のほかに、CATV局向けインターネット接続サービス代行事業やインターネットコンテンツ事業を予定している。特にコンテンツ事業については、CATV接続による高速性を活かしたマルチメディア関連のコンテンツとして、動画によるカラオケサービスやオンラインゲームなどを提供するとのこと。

 住友商事では'97年3月からCATVを使ったインターネット接続の実用化実験(本誌2月19日号参照)を開始している。同社によると、CATV網を次世代の有力なインターネット回線網として注目しており、新会社の設立によって、インターネット事業の導入を計画しているCATV局を積極的に支援していきたいとのことだ。

('97/4/18)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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