【レポート】
日本ベリサイン株式会社が発行する「Web Server Digital ID」を利用している本誌の読者から、「WWW上でID発行料金の大幅な値上げが発表されているが、メールや郵便等でなんの連絡もないので取材してもらえないか」というメールが届いた。
Web Server Digital IDは、企業や販売店が情報を発信する際に使用するデジタルID。料金を調べてみると、現在の新規ID発行の料金は36,750円(6月30日振り込み分まで)だが、7月1日からの新料金は94,500円と確かに約2.6倍の値上げをすることになっている。さっそく、編集部で価格とユーザーへのアナウンスについて日本ベリサインに取材を行なった。
まず、ユーザーへのアナウンスについてだが「現在は個別のアナウンスは特にしていないが、5月の連休明けにもユーザーに対して個別にメールでのアナウンスを行なう予定」とのことだった。値上げする理由については、「日本ベリサインが本格的に認証局を設立して運営するのに伴って、ユーザーサポートより信頼性のある環境の構築や機材の導入など、大幅にコストがかかるため」と説明している。また、これまでの価格は最初の普及期間としての価格であり、どのくらいコストがかかるか試行錯誤の段階だったという。日本ベリサインによれば、この価格でもかなり抑えたものとのことだが、米国の場合の新規IDの価格は290ドル。少し高い気もする。
◎問い合わせ先
日本ベリサイン株式会社
idinfo@verisign.co.jp
('97/4/22)
[Reported by junko@impress.co.jp]