【記者会見】


'97年1~3月期の業績と日本国内での広告販売について発表

米Netscape社マーケティング担当副社長Mike Homer氏記者会見

■URL
http://home.netscape.com/ja/newsref/pr/newsrelease385.html (Netcaster)
http://home.netscape.com/ja/ads/intl/ad_rate_card.html(広告プログラム)

 4月24日、米Netscape Communications社マーケティング担当副社長Mike Homer氏が「Internet World'97JAPAN」にあわせて来日し記者会見を開いた。会見では同社の'97年1~3月期の業績と日本国内での広告販売について発表された。また「Netscape Communicator」に新しいコンポーネントとして組み込まれる「Netcaster」の機能の一部をデモンストレーションした。

 Netscape社の'97年1~3月期の業績は、売り上げ高1億2,020万ドルで、前年同期の5,610万ドルに比べて114%の増加。また純利益は790万ドルで、前年同期の360万ドルに比べ119%増加した。売り上げの内訳は、クライアント製品が37%、サーバー製品が39%、サービス部門が25%とのこと。サーバー製品の比率が'96年第4四半期の33%に比べ増加しており、企業向け製品に比重を移しつつある同社の戦略と一致していると語った。

 Netcasterのデモでは、Channelと呼ばれるPush型コンテンツを実際にデスクトップ上に表示してみせた。NetcasterはNetscape社が提唱するデスクトップ環境で、以前「Constellation」(本誌'96年11月22日号参照)というコードネームで開発されていたもの。Castanet技術によるPush型の情報配信のほか、デスクトップ環境のカスタマイズ機能も搭載するが、今回のデモはPush型コンテンツの受信機能についてのみであった。なお、Netcasterは、5月中に公開される「Netscape Communicator」第4回プレビューリリース版から組み込まれる予定。日本語の正式製品版は6月下旬に公開されるという。

 また、日本ネットスケープ株式会社の日本語ホームページ上の広告について株式会社電通と独占代理店契約を締結したと発表した。広告は日本語ホームページのトップページに1週間の特別固定枠と、ホームページ内の人気コーナーを巡回するローテーション広告という形で提供される。広告申込みは5月中旬開始を予定しており、価格は1週間の特別固定枠がページ保証なしで200万円。

 

('97/4/24)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp