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IPの次期バージョン「IPv6」もデモンストレーションの予定

「N+I 97」のSolutions Showcase Demonstrationsのテーマ概要が発表される

■URL
http://www.sbforums.co.jp/NInet/NInet.htm

 6月4日から幕張メッセで開催されるネットワーク関連の展示会「NetWorld+Interop 97 Tokyo(N+I 97)」に設置される実験コーナー「Solutions Showcase Demonstrations(SSD)」の概要が発表された。

 今年のSSDは、現在実験段階の未来型テクノロジーの検証をする「SSD Innovative Type-革新型」と、すでに標準化・実用化され始めている成熟したテクノロジーの検証実験をする「SSD Practical Type-実践型」の2タイプに分けられ、関連製品の展示や実験を交えたデモンストレーションが行なわれる。

 特に注目されるのは「SSD Innovative Type-革新型」のデモのうちの1つ、次世代のIPプロトコル「IPv6(Internet Protocol Version 6)」だ。IPv6は現在使用されている「IPv4」を引き継ぐ次世代を担うものとして開発が進められており、IPv4が抱えるアドレス不足、設定の複雑さ、セキュリティーの不十分さなどの問題を改善できるという。会場では、実際に東芝や日本サン・マイクロシステムズら参加企業6社間でIPv6を基盤とするネットワークを構築し、IPv4に対する優位性を実証する予定で、IPv6専用のWWWサーバー運用などの実験も予定されている。

 ほかに「SSD Practical Type-実践型」としては、「ネットワーク/システム管理」「リアルワールドATM」「超高速ソリューションの世界」の3テーマが設けられ、各社製品の展示や活用の実例を紹介する予定だ。

 

('97/4/25)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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