【電子商取引】


サイバーコマースシティがSETを使った電子決済実験を開始

■URL
http://www.commercecity.or.jp/

 通産省が行なっている電子商取引実験プロジェクトの1つであるサイバー・コマース・シティ・コンソーシアム(CCC)は、SETを使った電子決済実験を開始した。ただしモニターへカードが届く時間がかかるため、実際に電子決済が利用できるのは5月中旬頃になるという。
 CCCは、ユーシーカードなど128社でEC実証実験に取り組んでいる団体。SETを使った実験は、消費者や出展者にとってのメリットとデメリットを探ることを目的として98年3月末まで行なう。その後も続けるかどうかは現在のところ検討課題としているところという。
 CCCでは既にECに関するアンケートなどに答えるモニターを募集しているが、そのモニターの中から、クレジットカード決済を希望する人にCCC用のクレジットカードを発行。申し込みについての詳細は、モニターに電子メールで連絡する。なお、モニターは現在7,000人が登録しているが、10,000人に達するまで引き続き募集する。
 現在一部でSETを使った実験が行なわれているが、今年の6月頃をめどにSETの確定版が公表されると言われており、それを機に実験が増えることが予想される。どの実験に参加するか悩むところだが、品数や店舗数が多いところが候補として上げられるだろう。CCCでは、ショッピングモールには現在43店舗が出店しているが、開始当初このSETを使った実証実験が行なえるのは残念ながら1店のみだ。これから店舗を増やしていきたいとしており、今後に期待したい。

('97/5/1)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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