【業界動向】

同社製品にDimension X社が持つJavaベースのマルチメディア技術を統合

Microsoft社が米Dimension X社の買収を発表

■URL
http://microsoft.com/corpinfo/press/1997/May97/DmsnXpr.htm
http://www.dimensionx.com/company/press/press-releases/press-dnx-merger.html

　米Microsoft社は5月7日、米Dimension X社の買収を発表した。なお、買収総額は明らかにされていない。

　Dimension X社は、Javaアプレット作成ソフト「Liquid Motion Pro」やVRMLにJavaを統合した「Liquid Reality」などの製品で知られる企業で、Microsoft社はDimension X社の技術をDirectX技術に統合し、Javaをベースにしたマルチメディア機能を拡張させることを明らかにしている。これにより開発者は、Windowsの次期バージョンやInternet Explorer 4.0にビデオ画像、音声、3Dのアニメーションなどを組み込むことが容易になるという。

　Liquid Motionは、Javaアプレットの形でマルチメディアコンテンツを作成するソフトで、複雑なコードを用いずにインタラクティブなアニメーションを作れるというもの。'96年10月には、Microsoft社のJava開発環境「Visual J++」の製品パッケージに含まれ販売されていた。

('97/5/8)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / hosaka@scorpius.bekkoame.or.jp / ROCO]

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