【特集】
ヨーロッパラウンドに突入し、今シーズンも盛り上がってきたF1。日本では、ブームと呼べるほどの状況ではなくなったが根強いファンは多い。前はよくテレビ中継で見たんだけどねえ、という人も今年は注目してみよう。イキのいい新人ドライバーや日本勢の活躍がきっと見られるはずだ。週末に開催された第5戦、伝統のモナコGPもお楽しみいただけただろう(フェラーリ優勝!)。
なお、今後のスケジュール(決勝)は次の通りとなっている。
5月25日 6月15日 6月29日 7月13日 7月27日 8月10日 8月24日 9月7日 9月21日 9月28日 10月12日 10月26日 |
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まずは、各チームのオフィシャルサイトから。どのチームのサイトも基本的にはドライバーやスポンサーの紹介、チームの歴史やレース結果の掲載といった内容になっている。しかし、ウィリアムズやフェラーリ、マクラーレンといった上位チームのサイトは作り込まれていて、見せ方もよく考えている感じだ。各チームのサイトをカーナンバー順に紹介していこう。
■アロウズ・ヤマハ
http://www.yamaha-motor.co.jp/formula1/index.html
昨年のワールドチャンピオンDamon Hillを擁するアロウズチーム。このサイトはエンジンサプライヤーであるヤマハ発動機が運営するもの。ドライバーの情報はもちろん、メカニックなど関係者のプロフィールも日本語で紹介している。
■ウィリアムズ・ルノー
http://www.connect.ca/formula1/
昨年度のコンストラクターチャンピオンであり、マシン的には最強と言われるウイリアムズ。グラフィックを多用した美しいページでチームの関連情報のほか各サーキットの情報なども充実している。
■フェラーリ
http://www.ferrari.it/
モナコGP優勝!と上昇の気運を見せているフェラーリのサイト。歴代ドライバーのリストなどフェラーリの伝統を感じさせる内容になっている。「ティフォシ」と呼ばれる熱狂的なフェラーリファンならずとも思わず引き込まれてしまうページだ。
■ベネトン・ルノー
http://www.jtnet.ad.jp/WWW/MILDSEVEN/F1/Benetton/Benetton_J.html
Michael Schumacherのフェラーリ移籍以来、いまひとつパッとしない印象のあるベネトンチーム。このサイトはスポンサーの「マイルドセブン」によるもので、内容は日本語で読める。各レースごとの写真も充実。
■マクラーレン・メルセデス
http://www.mclaren.co.uk/
開幕戦を優勝で飾ったマクラーレンのサイト。マールボロのスポンサー降板により、23年に渡って長年親しまれた赤白カラーはもう見られないが、新しいカラーリングも往年のメルセデス「シルバーアロー」を思わせるカッコイイものだ。
■ジョーダン・プジョー
http://www.jordangp.com/
緑色のマシンで衝撃のデビューを飾ってから早6年目を迎え、すっかり中堅チームの貫禄を持つジョーダン。今年は、ドライバーにMichael Schumacherの実弟Ralfを迎えたり、ヘビを模した奇抜なカラーリングなど話題は盛りだくさんだ。
■プロスト・無限ホンダ
http://www.gauloises.com/
名門リジェの名は消えてしまったが、ブルーのボディーカラーは残ったプロストチーム。現在はドライバー・エンジン・タイヤと日本色が濃いが、オーナーのAlain Prostはオールフランスのチーム結成を目論んでいるとの情報もある。
■ザウバー・ペトロナス
http://www.sauber.ch/
今年は元ホンダ、フェラーリのエンジニア後藤治氏を迎え上位入賞をねらうザウバー。エンジンもフェラーリの協力を得ており活躍が期待できる。今年のモナコGP初日フリー走行ではJohnny Herbertがトップを飾った。
■ティレル・フォード
http://www.tyrrellf1.com/
古くは6輪、近年ではコルセアウイングと奇抜なアイディアを投入するティレルチームだが、今年のサンマリノGPで登場したウイングも相当奇妙だ。資金不足、非力なエンジンと苦戦を強いられているが、がんばってもらいたいチームだ。
■ミナルディ・ハート
http://www.minardi.it/
片山右京の加入により日本での注目度も俄然高まったミナルディチーム。しかし、予選通過もギリギリとかなり苦しいシーズンになりそうだ。ページではオフィシャルファンクラブの紹介もある。
■スチュワート・フォード
http://www.lancs.ac.uk/ug/hubbard/stewart/default.htm
今年から参戦したスチュワート。往年の名ドライバーJackie Stewartによる設立、フォード社との5年にわたるワークスエンジン供給契約など開幕前から話題のチームだ。モナコではRubens Barrichelloが2位で表彰台をGET!今年後半どんな活躍を見せるか楽しみだ。
■ローラ
http://www.britain.eu.net/citadel/lola/
なんと初戦オーストラリアGPに参加しただけで、F1から撤退してしまったローラ。メインスポンサーのMasterCardによる「ファンクラブを結成し会費を資金にあてる」戦略は失敗に終わったようだ。なお、有力シャシーメーカーとして他のカテゴリーでは活躍中。
F1は全体のパッケージングが勝敗を決めると言われるが、やはり良いエンジンやタイヤが勝敗を左右することは間違いない。ここでは、エンジン供給メーカーや燃料メーカーなどが開設しているサイトを集めてみた。
■ルノーエンジン http://www.renaultf1.com/ 残念ながら'97年限りで撤退を表明したルノーエンジンのサイト。エンジンを供給しているウィリアムズとベネトンについての情報が充実している。なお、来シーズンはメカクローム社がルノーの技術協力を得てエンジンの供給を続ける。
■プジョー http://www.peugeot.com/sport/peugeotf1/enu0131.html プジョーが提供するF1サイト。主に、エンジンを供給しているジョーダンチーム関連の情報を掲載している。ドライバーからエンジニアまで各スタッフのプロフィールも充実している。
■ブリヂストン http://www.bridgestone.co.jp/ 今年から参戦したブリヂストンのページ。初戦、第2戦とプロスト・無限ホンダが入賞と、予想以上のポテンシャルの高さを見せつけた。ページではタイヤを供給している4チーム(撤退したローラを除く)の情報も掲載。■シェルとフェラーリの公式サイト http://www.shell-ferrari.com/ 燃料を供給するシェルとフェラーリによる公式サイト。レースレポートやチームの最新レポートのほか、クイズなどのゲームも用意されていて楽しめるサイトだ。ここの目玉は美しいフェラーリの画像を使った電子ポストカードが送れるところ。
熱列なファンが贔屓のドライバーのサイトを開設する例は多いが、スポンサーなどによるオフィシャルのサイトは意外に少ない。ドライバーの情報は基本的に各チームのサイトを参照するのがよさそうだ。ここでは、力の入っているページをいくつか紹介したい。
■中野信治
http://www.avexnet.or.jp/nakano/index.htm
中野信治のスポンサーavexが提供するページ。中野選手のプロフィールのほか各GPのレポートが掲載されている。同僚Olivier Panisの活躍が目立ち、プロストチームでの中野選手の地位が危ういとの噂もあるが、がんばってほしいドライバーだ。
■がんばれ右京!
http://www.fin.or.jp/~yamada/f1/ukyo.htm
もはやベテランと言ってもいい片山右京選手。この個人ページでは、片山選手を応援するあまり、つい「記録を見てみると、実はけっこうやばい」などと辛口の声援を送っている。ただ応援するだけではないところに筆者の片山選手への愛情が感じられる。
■Ayrton Sennna
http://www.geocities.com/MotorCity/1406/
あれから3年。事故当時のF1解説者今宮純氏の「それでもF1は続いていくわけです」との涙ながらのコメント通り、現在もF1は続いている。このMotorCityのページではありし日の姿を収めた写真が充実している。ひょっとして現在のF1に足りない何かが見えてくるかもしれない。
レースの結果を早く知りたい場合役に立つのが速報サイト。ここでは、速報のほか各コースの解説やポイントランキングなどが掲載されたページを集めた。
■でんでんネットF1インフォメーション
http://www.ddn-f1.com/
このサイトでは、フリー走行の段階から随時情報を提供している。ほかにもF1に関する情報が総合的によくまとめられているサイトだ。F1順位当てクイズや関連グッズショップもある。
■Fede's Formula 1 Page
http://www.soton.ac.uk/~fanm/f1.html
各ドライバーの成績チャートや現在のランキング、各チーム/ドライバーの紹介が 手際良くまとめられている。
■ESPNET Sport Zone Auto Racing
http://espnet.sportszone.com/car/
スポーツ専門チャンネルESPNのモータレーシング関係のニュースサイト。F1だけで はなくNASCAR、CARTなどの米国内のフォーミュラ情報もある。きれいにデザイン されたデータが読みやすいページだ。
フェラーリの赤やジョーダンの金、カラフルなベネトンなどF1マシンの世界は色鮮やかだ。ここでは、そんな美しいF1マシンの写真が見られるサイトや、エンジン音などのサウンドファイルを集めたサイト、F1関連グッズの販売をしているページを集めてみた。
■Sutton-Images
http://www.sutton-images.co.uk/home.htm
F1雑誌などでおなじみのKeith Sutton氏による「Sutton-Images」のサイト。写真はどれも美しく、レースの一瞬を捉えたものや貴重な写真が満載だ。「Action」「People」などのカテゴリー別に見られるようになっており、いくら見ていても見飽きないページだ。
■F1 Picture Net - The Formula One Picture Library
http://www.f1picturenet.com/
2,000種類の画像が用意されたページ。圧倒的な写真の量やチャットコーナーなども充実しているが、このサイトのポイントは見たい写真を検索できるところだ。honda、sennaなど好きなキーワードを入力するとお目当ての写真が表示されるしくみ。
■ロイター
http://www.reuters.co.jp/formula/index.html
ロイターのサイトにあるF1ページ。ここではレースの結果やランキングも掲載しているが、見所はロイター写真部によるフォトギャラリー。通信社らしく決定的瞬間をとらえた写真満載だ。Damon Hillコーナーでは同社による独占インタビューを「Real Audio」で聞くことができる。
■ベネトンのエンジン音
http://www.mediata.co.uk/benetton/formula1/intense.htm
ベネトンに積まれたルノーV10エンジンの音がwavとauのファイルで収められている。音声サンプルを聞いた後に感想を送るボタンがあり、「よくない」「よかった」のほかに「一瞬自分がMichael Schumacherになったようだった」といった項目がある。
■SOUNDS ARCHIVE
http://www.xs4all.nl/~donjanus/sounds.html
故Ayrton Senna選手の肉声やレース時のエンジン音がwavファイルで収められている。「I just love winning,I love racing」といったコメントのほか、Tina Turnerのコンサートに飛び入りした時のSennaの挨拶という変わり種も収められている。
■フジテレビ「F-1 MONOコック」コーナー
http://www1a.meshnet.or.jp/dinos/f1mono/html/f1-01.html
なんと、F1マシンを通販している!'90年にAlain Prostが鈴鹿でドライブした「フェラーリF641/2車体ナンバー121号車」を9千5百万円で販売。エンジンは作動するが公道走行はもちろん不可だ。残念ながら申し込み受け付けは終了している。
■F-1パ-ツ&グッズPermillホームページ
http://www.bekkoame.or.jp/~f1-parts/
鈴鹿サーキットの正面にある株式会社パーミルのページ。ここでは主にF1使用済みパーツなどを販売している。ベネトンB195フロントウイングエンドプレート(MILDSEVENロゴ)が32,000円など、ファンにはたまらないグッズが盛りだくさんだ。なお注文は電子メールで受け付けている。
自動車レースカテゴリーの頂点とも言われるF1。下位カテゴリーでは若いドライバーがF1でのデビューを虎視耽々と狙っている。また、独自のマシンでF1に参入するべく日々研究を重ねているチームもある。
■フォーミュラ・ニッポン
http://www.f-nippon.co.jp/
フォーミュラ・ニッポンの公式ページ。このカテゴリーからF1へステップアップするドライバーも多く、ジョーダンのRalf Schumacherもそのひとりだ。ここから将来のF1ワールドチャンピオンが誕生するこもしれないのでチェックしておこう。
■PIAA NAKAJIMA RACING ONBOARD
http://www.justnet.or.jp/nakajima/
元F1ドライバー中嶋悟率いる「PIAA NAKAJIMA RACING」のページ。ティレルとテストドライバー契約を結んだ高木虎之助のフォーミュラ・ニッポンでのレース結果や中嶋が役員を務めるティレルチームの様子をレポートしている。
■童夢
http://www.dome-racingteam.co.jp/
日本製F1マシンでレース出場を狙う株式会社童夢のページ。4月には日本製プロトタイプF1マシン童夢F105のテスト走行を開始している。ページではスポンサー営業活動のための企画書を掲載するなど、F1にかける姿勢がすばらしい。
■忍者レーサー
http://www.arita.com/ninja/
脱サラでレースの世界に飛び込んだ忍者レーサーこと中村正実氏を応援するページ。今年は英国F3に参戦する予定だが資金難のためフル出場できないとのこと。1口5,000円でスポンサーを募集している。
■FIA
http://www.fia.com/
「Federation Internationale de l'Automobile(FIA)」国際自動車連盟のサイト。 各国の自動車連盟や自動車に関する各種の事項を統括する組織。F1のレギュレーション(規則)も司っており、ページにも掲載しているのでレース観戦前に勉強してみるものよいだろう。
■F1用語辞典
http://www.network.or.jp/yamada/Dictionary/index.html
F1中継などでよく耳にする専門用語について、「数字」「アルファベット」「50音」に分けて調べられるようになっている。解説は簡潔にまとめられており分かりやすい。
レースの結果や各チームの情報などF1関連のサイトは充実しているものが多い。ここでは、リンク集や総合的によくまとまっているものを選んだ。
■F1ファンのページ
http://www.kumagaya.or.jp/~tahara/f1/f1.htm
日本のF1ファンの間で人気の高いサイト。「F1バトルトーク」のコーナーではファンによる熱い書き込みを読むことができる。
■Formula One
http://www.pi.net/~markos/
メインページは、次のレースの開催地、距離や過去の順位が中心となっている。別ページに全コースの略図付きでより詳細な説明が用意されている。英語のページ。
■Sport bild
http://www2.sportbild.de/new/formel1/
このページではチームやコースについての情報が充実。特にコース情報は、17コースすべてについて各コーナーでかかる「G」やスピードを記載している。英語のページ。
■LINKS
http://www.ruhr.de/home/her/elinks.htm
極シンプルにまとめられたリンク集。特にドライバー個人に関するホームページへのリンクが充実している。
('97/5/12) [Reported by okiyama@impress.co.jp / Watchers]
【INTERNET Watchホームページ】