【業界動向】
NTTの宮津純一郎社長は、5月23日、既存のメタル電話線を使って高速通信を可能にするADSL技術の導入について「インターネットで使ってみたいという要望がある。やれる方向で検討してみる」と述べ、実用性があれば導入することに前向きとの考えを示した。
NTTは2010年を目標に全家庭を光ファイバーでつなぐ計画を進めており、いままでADSLの導入には消極的だった(本誌'96年8月1日号参照)。しかし、高速な回線を望む声も多く、光ケーブル化までの「つなぎ」としてのADSLの導入を検討する方向へと転換してきている(本誌'97年5月20日号)。
('97/5/23)
[Reported by masaka@impress.co.jp]