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ベッコアメが通信衛星を利用した通信サービスを'98年4月より開始

 ベッコアメ・インターネットはNTTの協力で通信衛星を利用したデータ通信サービスを'98年4月より開始する。これは企業などから預かった大容量データを利用者の要求により衛星を使って高速転送するもの。

 このサービスはまず、ベッコアメが中小プロバイダーや大手企業などと契約し、配信データをインターネット経由で受け取る。このデータは同社が近く米国に設立する「スペースB(仮称)社」のサーバーに保管され、利用者の要求に応じて、米衛星通信会社パンナムサットの衛星配信システムを利用して配信するというもの。このサービスを利用するためにはベッコアメ会員となりパラボラアンテナやチューナーをパソコンに接続する。利用料金は専用線よりも低価格にする見込み。またこれらの受信機器はNTTが製造面で協力し、価格は5万円以下を目指すとのこと。

 ベッコアメによると、通信衛星を利用することにより最大45Mbpsの高速通信が可能になるとしている。またこのサービスの地域は日本のほか、韓国など東南アジアの主要都市を予定しているとのこと。

('97/6/2)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp/hosaka@scorpius.bekkoame.or.jp]


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