【基調講演】


暗号とプライバシーにおけるビジネス展開について語る

【MPEGムービー 2.3MB】

米RSA Data Security社James Bidzos氏が基調講演

 NETWORLD+INTEROP 97 TOKYOにおいて4日、米RSA Data Security社社長兼CEOJames Bidzos氏の基調講演が行なわれ、暗号技術と同社のビジネス展開について語った。

 講演ではまず、ビジネスにインターネットの仕組みを利用する動きの中で暗号化技術を取り入れることが多くなっているとしながら、その暗号化技術の応用例について、SSL(主に会員認証などのWEBサイトで利用)、SET(ECなど金融分野で利用)、S/MIME(電子メールで利用)、S/WAN(EDIなどエクストラネットなどで利用)などの例をあげ、同社でもこれらの分野に対応した暗号化技術を取り入れたアプリケーションソフトの開発に取り組んでいると語った。

 同氏はさらに将来は個人でネットサーフィンをする場合も差別化を図ったサイトが多くなり、個人情報を提供しないと内容が見れなくなるものが増えてくると予想し、こうした動きの中で信用できるインターネット上の個人の証明書が必要になり、これにも暗号化の技術が貢献していくだろうと語った。

('97/6/4)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp