【次世代技術】
■URL
http://www.sbforums.co.jp/NInet/NInet.htm
http://playground.sun.com/ipng/(IPv6の仕様)
http://www-6bone.lbl.gov/6bone/(6boneのホームページ)
NetWorld+Interop 97 Tokyo(N+I 97)の会場を使って次世代インターネットプロトコル「IPv6(Internet Protocol version 6)」のデモンストレーションが行なわれた。
このデモは、N+I 97に設置された実験コーナー「Solutions Showcase Demonstrations(SSD)」のテーマとして取り上げられたもので、SSDブースのほか、会場内の6社のブースとNOC(Network Operation Center)を結ぶIPv6ネットワークが構築されている。また、世界規模のIPv6の実験ネットワーク「6bone」とも接続されている。今回のデモは、実際のネットワークにIPv6を流し、その運用可能性の実証やIPv6への移行技術の検証を目的としている。
現在インターネットで利用されているプロトコルIPv4は優れたシステムではあるが、20年前に開発されたものなので、今では問題点も指摘されるようになった。問題点とは、IPアドレスの不足、設定の煩雑さ、セキュリティ機能の欠如、マルチメディア通信での能力不足などがあげられている。これらの弱点をカバーするのが次世代のIPv6というわけだ。たとえば、IPアドレス空間はIPv4の32bitから128bitへと拡大され、アドレスの枯渇問題が回避できるとしている。
IPv6は'95年に開発が開始され、'96年に運用実験が開始されている。今後の予定としては、'97年には対応製品の出荷が実際にされ始め、'98年になるとIPv4からIPv6への移行が開始される予定だ。
以下にIPv6 SSD参加企業6社の展示内容を紹介する。
日立製作所 | 日本サン・マイクロシステムズ | 富士通 |
東芝 | ベイ・ネットワークス | ワンデル・ゴルターマン |
('97/6/6)
[Reported by nagase@impress.co.jp]