【ソフトウェア】

サンがJavaのビジュアル開発環境「Java Studio」を参考出品

■URL
http://www.sun.com/studio/

　Java Pavilion（ホール7）では、日本サン・マイクロシステムズ株式会社がJava開発ソフト「Java Studio」を参考出品していた。

　Java Studioは、コードを一切記述せず、様々なJava Beansを組み合わせることで、簡単ににJavaアプレットやJavaアプリケーションを作成できるソフト。各々のJava Beansには「インプット・ピン」と「アウトプット・ピン」が付いており、それらを線で繋ぎあわせることで、様々なイベントをコントロールできる。作成中のプログラムの変更点は、隣の動作確認ウィンドウにすぐ反映されるので、何度もコンパイルし直したりする必要がない。

　また、Java Studio自体がJava（JDK 1.0.2ベース）で記述されているのも特徴の一つ。ただし、日本サンではWindows 95/NT版とSolaris版の発売しか予定していないという。一方、米国Sun Microsystems社では「最初の100% pure Javaプログラム」という形での紹介を行なっており、この辺りが少々不可解だ。

　気になる日本語版の発売時期は、今年の夏から秋頃になる見込み。価格は34,000円前後を予定。なお、今後の動向次第では、JDK 1.1ベースでの発売になる可能性もあるという。

('97/6/6)

[Reported by yuno@impress.co.jp]

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