【電子商取引】


IBMがページ単位で課金できるシステムを開発

■URL
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/cgi-bin/search.pres?cmd=BRWS&hdoc=PRES0857

 日本アイ・ビー・エム株式会社は、WWWのコンテンツをページ単位で課金できるシステム「Pay Per Click System」を開発したと発表した。
 これまで有料のWWWコンテンツは、予め会費を徴収して会員制のサイトとして運営したり、専用アクセスポイントやダイヤルQ2を利用して時間単位で料金を徴収するといった方法が主だった。今回のシステムは、課金のためのカウンティング・サーバーを設置し、ユーザーがそこを経由してコンテンツにアクセスすることにより、ページ単位での課金を可能にするというもの。
 有料コンテンツを利用したいユーザーは、あらかじめSETを使ったクレジットカード決済で、カウンティング・サーバーの運営者からパソコン上で動く仮想プリペイドカードを購入する。ユーザーは、購入した金額以内で有料コンテンツが掲載されているサイトから、コンテンツ単位、ページ単位で情報が引き出せるしくみ。カウンティング・サーバーは、リクエストしたユーザーへのコンテンツ送信が完了した時点で、仮想プリペイドカードの残高を引き落とし、コンテンツ提供者に移送する。
 発売時期は未定。6月11日から幕張メッセで開催されるIBM総合フェア'97に出展するとのことだ。

('97/6/10)

[Reported by junko@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp