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ケーブルテレビ関連の総合展示会「ケーブルテレビ'97」が開催される

 ケーブルテレビ関連の総合展示会「ケーブルテレビ'97」が、6月11日から13日まで池袋サンシャインシティで開催されている。会場は、関連機器を展示する「ハードゾーン」と番組提供会社による展示の「ソフトゾーン」に分けられている。CATV網を利用したインターネット接続サービスを紹介する展示にも多くの注目が集まっていた。

motorola 日本モトローラ株式会社、株式会社丸紅、インターラクティブケーブル通信株式会社の3社共同のブースでは、Motorola製の非対称型ケーブルモデム「CyberSURFR」が展示された。伝送速度が上り768kbps/下り30Mbpsのモデムで、インターラクティブケーブル通信がシステムを提供する横浜市のCATV局「タウンテレビ金沢」のインターネット接続サービスで実用されている。「非対称型ケーブルモデム日本最多接続記録更新中 6/11現在の接続件数 442件」というパネルを設置し、同製品がすでに多くのユーザーに使われていることをアピールしていた。



 

 株式会社東芝のブースでは、非対称型ケーブルモデム「PCX101J」(上り2Mbps/下り8Mbps)やセンタモデムの「SXT1000」などが展示され、同社製品を使ったCATV LANシステムの構成例などを解説していた。








 ほかには、パイオニア株式会社や日立電線株式会社、日本電気株式会社、愛知電子株式会社などがケーブルモデムを展示しており、昨年の「ケーブルテレビ'96」(本誌'96年6月13日号参照)に比べ出品数は増加していた。

 現在、CATVによるインターネット接続サービスを実施、または準備中の局はCTY社、東急ケーブルテレビジョンなど、まだ多いとは言えない。しかし、関連機器が充実してきたこと、また、最近ではCATV局向けインターネット接続サービスの代行事業を行なう会社が設立されたこと(本誌4月21日号参照)などは、今後の普及を予感させるものがある。
('97/6/11)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]



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