【業界動向】
■URL
http://www.verisign.com/pr/pr_obj.html
Netscape Communications社とVeriSign社は10日、VeriSignの認証サービスを使ったJavaアプレット等に対するデジタル署名技術「Object Signing」が最新WWWブラウザー「Netscape Communicator 4.0」で利用可能になったと発表した。
Communicatorでは本来、JavaアプレットやJavaScriptからローカルハードディスクへのアクセスができないようになっており、無理にアクセスしようとするとアラートが出る仕組みになっている。しかしその際に、Object Signingによる認証コードがプログラムの中に組み込まれていれば、各ユーザーがその開発元を確認でき、許可すればローカルハードディスクへのアクセスが可能になる。先日リリースされたNetcasterなど、SmartUpdateを用いたネットワーク・インストールを行なう際にこの認証技術が採用されており、その姿を確認することができる。
ソフトウェア開発者は、VeriSignから認証コードを購入し、Netscapeが配布している「Object-Signing Command Line Tools」(Windows 95/NT)というソフトを用いてプログラムに署名する。
なお、WWWブラウザー市場で競合するMicrosoft社も先日、VeriSignと共同開発した認証方式「Authenticode」への対応強化策を発表したばかりだ(本誌97年6月6日号参照)。
('97/6/11)
[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]