【ニュース/セキュリティー】
ソフトバンク株式会社は11日、ネットワーク向けのセキュリティツールを共同で販売するための任意団体「セキュリティバンク」を7月中にも設立すると発表した。
この組織は米Internet Security Systems社の日本法人アイ・エス・エス株式会社の販売代理店であるソフトバンク、トランステック株式会社など4社と、SI企業約20社が参加して設立されたもの。アイ・エス・エスの販売商品であるファイアーフォールに対して侵入経路を診断するアプリケーション「SAFEsuite」や、ネットワーク内外のパケットの流れを監視・制御するアプリケーション「RealSecure」などの販売およびこれらを利用したセキュリティコンサルティング業務を行なう。
ソフトバンクではこれまでに5つの「バンク」ブランドを設立しているが、4月に設立された「ワクチンバンク」ではトレンドマイクロ株式会社のワクチンソフトを販売している。
最近では朝日放送の事件(本誌97年5月20日号参照)など、セキュリティ破りの事件が相次いでいる。こうした事態を受けて、今後ホームページをもつ企業や団体のセキュリティーに対する関心がますます高まると予想される。
('97/6/12)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp]