【業界動向】


インターネット相互接続会社「日本インターネットエクスチェンジ」が7月設立

 国際電信電話株式会社(KDD)はインターネットの相互接続を提供する新会社「日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX)」を7月中旬に設立する。事業開始は10月を予定。なお、新会社の出資はKDDのほか、エイティアンドティ・ジェンズ株式会社、ソニーシステムデザイン株式会社、東京インターネット株式会社、日本電気株式会社、など全16社。

 新会社の主な業務内容は、プロバイダーの相互接続、JPIXの施設内にプロバイダーの機器を設置するハウジングサービス、トラフィック情報などの提供となっている。また、当初は設備をKDD大手町ビル内に設置するが、機能の危機分散および負荷分散のため来年1月には、新宿のKDDビルへも同様の設備を設置する予定。

 今後は、従来からネットワークの相互接続を行なう「NSPIXP」「NSPIXP2」を運営するWIDEプロジェクトとも技術的に協力し、国内のインターネットインフラを整備していくとのこと。インターネットの相互接続を行なう会社としては、東京通信ネットワーク株式会社(TTNet)らによる「メディアエクスチェンジ株式会社」(本誌4月22号参照)など、「実験」を目的とするNSPIXPに加え「商用」で相互接続を提供する会社が設立されている。

('97/6/23)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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