【ニュース/電子マネー】
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ダイエーグループは、'97年10月から神戸で開始予定の「ビザキャッシュ」を使った電子マネーの実験参加者を6月28日より募集すると発表した。
この実験は本誌'97年1月17日号でお伝えしたとおり、通産省が推進する「エレクトロニック・コマース推進事業」の一環として行なわれるもの。期間は'98年9月末までで、実験エリアは神戸市と三宮・ハーパーランド地区だ。会員数は約1万人、加盟店はダイエーやローソンなどのダイエーグループ各店だけでなく、大学や一般店舗など1千店舗で実施する予定で、かなり大規模な実験だ。
1枚のICカードにビザキャッシュ、ICクレジット(ICチップを使ったクレジット機能)、ポイントサービスの各機能を持たせたほか、磁気を使った従来のクレジットカードとしても利用できる。また、会員の子供や学生向けにクレジット機能がないカードも用意し、お小遣いを電子マネーで与えることもできるようにする。申し込みはダイエー(三宮駅前店、ハーパーランド店)、メガパンドールハーパーランド店の各店舗にある専用カウンターで受けつけるとのこと。
ビザ・インターナショナル開発の「ビザキャッシュ」を利用したものとしては、ビザ・インターナショナル主導の10万人規模の電子マネー実験(場所:渋谷)が98年6月に予定されているが、今回の実験が予定どおり開始されれば日本初となる見込みだ。
('97/6/24)
[Reported by junko@impress.co.jp]