【ソフトウェア/データベース】


日本オラクルが次世代リレーショナルデータベース「Oracle8」を発表
9月16日より出荷を開始

■URL
http://www.oracle.co.jp/(日本オラクルのホームページ)
http://www.oracle.com/corporate/pressroom/html/(米Oracle社)

 日本オラクル株式会社は、リレーショナルデータベース管理システムの新バージョン「Oracle8」ファミリーを世界同時発表した。日本オラクルでは、Oracle8を同社が提唱するネットワークをベースとしたビジネスソリューション「NCA(Network Computing Architecture)」の根幹と位置づけている。出荷開始は'97年9月16日からの予定で、WindowsNTおよびSun Solaris、HP-UX、IBM AIXなど7プラットフォームに対応する(年内に15プラットフォームまで拡張予定)。価格の詳細は8月に発表されるが、現行のOracle7の価格とほぼ同等になるという(現行のOracle7 Serverは900,000円~、Oracle7 Workgroup Serverは79,000円~、Personal Oracle7は49,000円)。サポート契約を結んでいるOracle7ユーザーには無償アップグレードが行なわれる。

 Oracle8は、Oracle7に比べて「10倍のデータ、10倍のユーザー、10倍のスピード」を実現したという。具体的には、数10~100テラバイトのデータに対応し(Oracle7では数テラバイトまで)、数万人のユーザーが同時アクセス可能となった(Oracle7では数千人)。また、バルク・インサートやアップデート、デリートなどはパラレルに実行できるため、処理能力も向上しているという。これらにより、基幹業務をメインフレームからオープンシステムに移行するための要件をクリアできたとしている。

 Oracle8ファミリーの詳細は以下の通り。

 なお、現行のOracle7 R7.3は、2002年12月31日までサポート対応するという(フルサポートは'99年12月31日まで)。

('97/6/25)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp