【新サービス】


画像やページごとに課金可能に

ニフティがインターネット上の新料金決済システムを本格稼働

■URL
http://www.niftyserve.or.jp/release/19970625.htm

 ニフティ株式会社は、WWW上のコンテンツを画像やページ単位で販売する「WWW件数課金システム」を8月1日からニフティサーブ会員向けに開始する。

 新システムは、ファイル単位の課金からディレクトリ単位の課金まで設定できるほか、「24時間以内は追加料金なしに再ダウンロード可能」というような制限を設けることもできるというもの。

 同社は、従来からホームページ上で月額課金による会員向けコンテンツを提供しており、ユーザーは、コンテンツを利用するときにあらかじめ月額支払いのための「購読設定」を行なう必要があった。新システムでは、気に入ったコンテンツがあればニフティサーブのIDとパスワードを入力するだけで利用できる。なお、料金はニフティサーブ利用料とともに引き落とされる。

 課金システムを利用したサービスの第一弾として提供されるのは、ソフトバンク株式会社が電子メールで配信しているパソコン関連ニュース「PC WEEK WIRE」。従来、PC WEEK WIREを購読するには年間契約(年間購読料6,240円)する必要があったが、ニフティでは1日分を1単位として50円で販売する。内容は電子メール版から広告部分をカットし、HTML形式に変換して提供する。6月27日から7月末日まではキャンペーンとして無料で提供し、課金は8月1日から開始。また、8月以降には「Macintosh WIRE」も提供する予定だ。

 同社では、会員向けの「マガジンプラザ」コーナーで、Adobe Acrobatで作成されたPDF(Portable Document Format)ファイルを追加料金なしで実験的に販売していた(本誌2月28日号参照)。同コーナーでもWWW件数課金システムを利用した実際の販売を8月に予定しており、現在コンテンツを整備中とのこと。なお、1ファイルあたりのダウンロード料金は今のところ未定。

 

('97/6/27)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp