【新製品】
■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1997/Jul/7.html (富士通)
http://www.ctc-g.co.jp/ (CTC)
http://www.hitachi-it.co.jp/ (日立IT)
米Marimba社のJavaアプリケーション配信システム「Castanet」の日本語版について、富士通株式会社が7月から販売を開始すると発表した。また、従来から英語版Castanetを販売している、伊藤忠テクノサイエンス株式会社(CTC)、株式会社日立インフォメーションテクノロジー(日立IT)の2社も年内に日本語版を販売を開始することを明らかにしており、国内版は3社から販売されることになる。
Castanetの日本語化は、現在Marimba社が作業を進めている最中で、日本国内で販売する会社はそれを基に独自にオプションやサービスを加えていく。そのため、サービス内容や価格が次のように各社で微妙に異なったものになっている。
富士通は7月7日から、送信サーバーの「Transmitter」とJavaのGUI開発ツール「Bongo」を発売。製品は、日本語版へのアップグレードを前提に当初英語版で提供され、ユーザーには日本語版が出荷される冬以降に無償でアップデートする形になる。Windows95/NT 4.0/Solaris 2.4以降に対応しており、1時間に配布できるユーザー数によって4段階の価格設定がされている。
また、CTCは7月末までに日本語版の販売、出荷を開始する。価格は100ユーザーまでのものが270,000円となる予定で、700ユーザー以上を対象にした製品の価格については未定。なお、当初出荷される製品は、日本語は使用できるがメニューが英語のものになるとのこと。メニューまで含めて日本語化した製品の出荷時期はまだ未定だが年内には出荷する予定。
日立ITは、Transmitter及びBongoの日本語版を年内に販売開始する予定。こちらは当初からメニューも含めて日本語化したものを出荷する。また、日本市場向けにオプション機能も用意する予定だが内容は未定。
なお、各社とも、Marimba社による日本語化が現時点で完了していないので、価格・仕様ともあくまで暫定的なものだとしている。
各社のTransmitter及びBongoの予定価格は次の通り。
|
●富士通 |
●CTC |
●日立IT |
「Transmitter」・100ユーザー |
27万円 |
27万円 |
24万8千円 |
「Transmitter」・700ユーザー |
135万円 |
未定 |
146万円 |
「Transmitter」・1,500ユーザー |
270万円 |
未定 |
290万円 |
「Transmitter」・ユーザー無制限 |
675万円 |
未定 |
730万円 |
「Bongo」 |
10万8千円 |
未定 |
11万5千円 |