【集中企画】


集中企画 火星探査機のことが分かるページ

 アメリカ合衆国の独立記念日にあたる7月4日、火星探査機Mars Pathfinderが火星に着陸した。火星は昔から生物がいるといわれた惑星で、H.G.ウェルズの小説ばかりか、火星に運河があるということから、真剣に火星人の文明が発達していると考えた科学者もいたそうである。
 昨年南極大陸において、火星から飛来してきたという隕石に生命体が火星に存在するかもしれないという証拠が見つかった。今回の調査では火星の土壌の調査も含まれているので、もしかしたら太陽系で地球以外で生命体の存在する天体と呼べるようになるかもしれない。


■Mars Pathfinder Mission
http://mpfwww.jpl.nasa.gov/
http://mars.tksc.nasda.go.jp/JPL/default.html (日本のミラーサイト)
http://riksun1.riken.go.jp/JPL/default.html (日本のミラーサイト)
 火星からの映像をインターネットを通じて全世界に配信するサイト。全世界からの要求に答えるため、数多くのミラーサイトを設置し、1日あたり数千万ヒットに対処できるようにしている。

■Mars Landing Sites
http://www.mars-sites.arc.nasa.gov/
 Mars Pathfinderから送られてきた映像にQuickTimeVRの技術を用いてあり、360度を見回すことができる。プラグインが必要。

■Mars Global Surveyor
http://www.jpl.nasa.gov/mgs/home.html
 NASAが打ち上げたもう一つの探査機で、今年の9月に火星上空に到着する。着陸せずに火星の両極を回り、立体地図の作成と気象変化の観測を行なう。

■ABC News.com: Rover Hits Martian Soil
http://www.abcnews.com/sections/scitech/marsorbust/mars_index.html
 火星に着陸した探査機から、探検車がタラップを降りて出て行くところを示し、探査機の各部分について、図鑑のような説明をしている。エンジニアによると、今後の調査は「日曜のドライブ」とのこと。

■CNN - Destination Mars - 1997
http://www.cnn.com/TECH/9706/pathfinder/index.html
 今回の探査に関する最新情報を掲載しているCNNのページ。ニュースサイトだけあって情報更新が非常に素早い。「なぜ火星を調査するか?」というNASAの方のコメントも見ることができる。

■CNN - Mars at center of big question: Are we alone?
http://www.cnn.com/TECH/9707/03/mars.life/
 昨年の、火星からの隕石に見つかった生命体の痕跡らしいものにより、火星に生物が存在するかもしれないと考えられている。隕石の証拠に対し、両者の立場の意見を掲載している。今回の調査によって、これまでの疑問が次々に解決されるとみられる。

■Mars Atlas home page
http://ic-www.arc.nasa.gov/ic/projects/bayes-group/Atlas/Mars/
 20年ほど前に探査機バイキング号によって得られた、火星の「世界地図」を見ることができる。解像度が高いため、ファイルが大きい。クリックすると、一部分が拡大される。

■宇宙・天文ニュース
http://www.city.yokohama.jp/yhspot/ysc/index4.html#mars-probe
 横浜こども科学館による情報提供。探査機が火星に着陸するまでの軌道を詳しく説明している。日本の博物館のページだが、解説はすべて英語である。

■産經新聞
http://www.sankei.co.jp/html/0707side41-1.html
 20年以内に火星に人類を送り込むNASAの局長のコメントを伝えている。

■asahi.com -- MARS SPECIAL
http://www.asahi.com/paper/special/mars/mars.html
http://www.asahi.com/tech/trelease/tother/ot070301.html (Sunのテクノロジーの解説)
http://java.sun.com/features/1997/july/mars.html (Sun Microsystems)
 asahi.comによる日本語の解説。地球からの観測でも、川のような地形が観測されて、過去に水が流れていた可能性が指摘されていたが、今回の調査で水が存在したことは間違いないようである。また、火星の画像の中継には、SunのJava技術を使っているそうで、シミュレート版の探査機に対してコマンドを送ると、表示されている火星の画像上を探査機が動き回る。

■NASA火星探査プロジェクトに最先端コンピューティング技術を提供
http://www.sgi.co.jp/Headlines/1997/Jul/Mars/Mars.html
 火星から送られてくる画像は、Silicon GraphicsのOnyx2により解析され、3Dモデルが生成され、地形をリアルに再現する。このことから逆に、探検車の安全な走路を示し、予定された行動のシミュレーションを行なうことができる。

■火星
http://www.edu.ipa.go.jp/mirrors/togane-ghs/TNPJP/nineplanets/mars.html
 "The Nine Planets"の日本語版による、火星の解説。確かにこの写真をみると、火星に運河があると思えるかもしれない。火星に関する基礎知識を得るには一番のページ。

■H.G.Wells The War of the Worlds
http://www.literature.org/Works/H-G-Wells/war-of-the-worlds/
 H.G.ウェルズのSF小説「宇宙戦争」を英語で読める。放送したラジオドラマをニュースと勘違いした人が相次いだために、アメリカを恐怖に陥れたという作品。

■信濃川火星人研究所
http://www.a-web.co.jp/~bandit/ARC/marse.html
 火星人が実在することを信じ、その一部は地球に潜伏しているという説を主張している。火星人を目撃したというメンバーで構成されていて、日夜研究を行なっているという。目撃情報を募集している。

('97/7/7)

[Reported by tatekawa@planet.club.or.jp / Watchers]


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