【新製品】
■URL
http://www.netbase.co.jp/
有限会社ネットベースは、Javaアプレットを使った課金認証システム「Billing Gateway Server(BGS)」を発表した。価格はシステムの構築も含め約300万円で、発売は9月の予定。
BGSの特徴は、Javaを使ってユーザー別にアクセスしたWWWページの使用時間やデータ転送量などが確認できる点。BGS自体はユーザーの認証や利用状況を確認するもので、別途、決済システムと組み合わせることで、時間課金やページ課金などの複数の課金方式に対応したショッピングサイトを構築できるという。
BGSのしくみは、コンテンツプロバイダーがBGSサイト内のProxyサーバーにコンテンツを蓄積し、有料の設定をしたページにユーザーがアクセスしてきたら、専用のJavaアプレットによって認証を行なう。認証後は時間従量制やぺージ単位課金など設定した方法に沿って数量をカウントするというもの。認証に使われるJava Appletは、有料ページを利用している間デスクトップ上に置かれ、IDやパスワードの入力ボックスのほか認証状況や利用状況を表示する。
従来、時間制で課金を行なう場合は、主に専用アクセスポイントやダイヤルQ2を利用して料金を徴収するといった方法が取られていた。それに対し、BGSではBGSのサーバーを経由させるだけで利用時間のカウントができるため接続し直す必要がないことをメリットとしている。
現在、実際にこのシステムを使ってサービスを提供するところは決定していないが、同社では今後販売代理店を通してコンテンツプロバイダーや仮想モールの運営者向けに売り込んでいくとのこと。
◎問い合わせ先
('97/7/14)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]