【新サービス】


大手出版社2社が書籍の注文をインターネットで受付

■URL
http://www.shogakukan.co.jp/shop/(小学館:7月18日より)
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/(講談社:7月22日より)

 大手出版社の小学館と講談社が相次いでインターネットで書籍注文の受け付けを開始する。

 小学館が18日から始める「小学館オンライン・ショップ」は、国内外を問わず24時間いつでも注文できるのが特徴だ。小学館の書籍、ムック、ビデオなど3,000点を超える商品を、作家別、ジャンル別、商品名別、新刊など、さまざまな検索方法で欲しい本を見つけることができる。当初は雑誌やコミックは扱わないが、徐々に加えていく方針とのこと。また、小学館の在庫データベースからリアルタイムで在庫のあるなしを確認できるのも嬉しいところだ。

 WWW上から注文をする際に、小学館と契約する9,000店の一般書店で受け取るか、書籍宅急便で受け取るかを選択することができ、代金はどちらも書籍を受け取る時に支払うしくみ。なお、海外在住者には、海外宅急便での配送も行なってくれる。小学館によれば、ホームページのアクセスが1ヶ月で約30,000アクセスあることから、このオンラインショップのオープンに踏み切ったとのこと。どのくらい注文があるのか分からないが、実験的な意味を含めてやってみたいとしている。

 一方、講談社が行なう「講談社Book倶楽部」は、注文は受けつけるものの販売がメインではなく、宣伝媒体として利用するのが目的。インターネットで紹介するのは、4月以降に出版された新刊約1,000点。毎月400点あまりの新刊情報を追加していく。注文はWWW上から。講談社では「オンラインでの注文は受けつけるが、近くに書店がない人向けに以前から行なっていた配送サービスをインターネットでも行なうだけ」としている。一般書店ではあまりできない独自のフェアができる媒体として、インターネットを利用したいとのことだ。

('97/7/15)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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