【イチオシ】


第44回レポーター: 勤苦今愚(KingKong)氏

純和風辛口コラム「真・窓と林檎の物語」

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 「諸事情」によりクローズしていた「窓と林檎の物語」が、「真・窓と林檎の物語」としてあの独特の毒舌・和訳・比喩が7月14日に復活した。窓と林檎と聞いたとき、貴方なら何を思い浮かべるだろう。作者曰く「これは林檎をかじる人々と、窓際に戯れる人々との愛と友情の物語である」、…のだそうだ。要するに、林檎とはMacintoshのことであり、窓とはWindowsのことである。まんま直訳なので、「そんなことはすぐ分かるよ!」という意見もごもっともである。ともかく、「窓と林檎の物語」を読んだことがある方はもちろんのこと、ご存じない方にもオススメできる内容のページだ。

 この「窓と林檎の物語」は、MacintoshとWindowsにまつわる様々な事柄を、独特の和訳と毒舌で解説してくれる、読みごたえのあるコラムだ。「文字だけのページで如何にして人々の注目を集めるか」というポリシーの下、比較的シンプルだがセンスのある軽いページづくりになっているので、ダイアルアップユーザーも快適にアクセスできるはず。コラムの内容はとても分かり易いのだが、ところどころ和訳されすぎていて、理解するまでに時間がかかる場合もある。しかし、それは表現が豊かすぎるからだろう(と作者にゴマをすっておく)。

 何度読み返してもチンプンカンプンな方には、このコラムを読みこなすための「羅針盤」という辞書も用意されているので心配無用。読めば読むほどに味が染み出て、理解も深まるはずだ。一瞬何のことか分からなくても、一旦理解すれば妙にうなずける言葉が数多くある。例えば、「窓達約百(Windows 95)」、「罰約七万(X68000)」、「門さま(ビル・ゲイツ)」などなど。

 さて、肝心のコラム、新装開店ホヤホヤだが現在2つのコラムを読むことができる。ちなみにその見出しは「その林檎は腐ってしまったのか?」と「タコにつける薬」。この見出しだけでも気になって読みたくなってしまう。

 以前は不定期更新だったが、今では次週予告も用意されていて、毎週月曜の夜更新となるのだそうだ。旧作の方もリライトでき次第随時公開していくというので、私のような従来からのファンにとっては嬉しい限り。作者曰く「長い一週間が始まった月曜の夜のささやかな楽しみを提供できれば…」とのこと。ああ、月曜日の夜が待ち遠しい。

 さらに、新規スタートの景気づけにと読者プレゼントまで用意しているという気合の入れよう。ちなみに、姉妹サイトのマイクロソフトをネタにしたコラム「がんばれ!!ゲイツ君」というのもあり、こちらもオススメだ。

('97/7/15)

[Reported by kingkong@pobox.org.sg]


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