【新製品】
ノベル株式会社は、Windows NT対応のネットワーククライアントなどの新製品群を発表した。
発表されたのは、ドメイン管理ソフト製品「Novell Administrator for Windows NT 2.0J」、NT用クライアントソフト「IntranetWare Client for Windows NT 4.1J」、ネットワーク管理ツール「ManageWise 2.1J」の3点。同社では、これらの製品により、IntranetWareやNetware、Windows NTなどが混在するネットワーク環境での管理工程を減らし、コストを軽減させることができるとしている。
「Novell Administrator for Windows NT 2.0J」は、Windows NTドメインを同社のディレクトリサービス「Novell Directory Services(NDS)」に統合し、ユーザーグループを一元管理できるというもの。Windows 95やWindows NT Workstationなどネットワーク上のWindowsクライアントから、NTドメインユーザーやグループの作成、設定、変更などの管理ができる。また、NT上のデスクトップ情報をNDS上に格納することでき、クライアントソフトの「IntranetWare Client for Windows NT 4.1J」がインストールされたどのマシンに対しても同一の環境を提供する。この2製品については、7月31日から同社のホームページで無償で配布される。
「ManageWise 2.1J」はサーバーの管理やトラフィック、アカウントなどのネットワーク全体の管理を1台のコンソールから行なうというネットワーク管理ツール。7月30日に発売開始で、価格は5ユーザー105,000円から。
同社ではこれらの製品を、企業のネットワーク構築に必要なコストな費用「Total Cost of Ownership(TCO)」の削減に向けた戦略製品としており、Microsoft社のTCO削減支援ツール「Zero Administration Kit」と同等の機能をNDS上でも実現できるものだとしている。
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('97/7/15)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]