【ソフトウェア】
■URL
http://www.oracle.co.jp/(日本オラクルのホームページ)
日本オラクル株式会社は、従来のWWWサーバー「Orecle WebServer Release2.1」をバージョンアップし、トランザクション管理機能などを持つ「Oracle Web Application Server Release3.0 Advanced Edition」(以下WASと略)として、'97年8月8日より出荷を開始すると発表した。価格は80万円で、対応OSはSolarisやHP-UXなどの各種UNIXとWindowsNT4.0。同社では、クライアント製品の「NC」、データベース製品の「Oracle8」とともに、WASをビジネスソリューション「NCA(Network Computing Architecture)」の中核製品と位置付けている。
WASはトランザクション管理機能を持ち、基幹業務系にも使用できるのが特徴。Oracle7との連携機能も持つ。また、分散アプリケーション環境ORB(Object Request Broker)をサポートしており、今冬リリースのWAS Release3.1ではCORBA/IIOPに対応する予定となっている。他の主な特徴は、以下の通り。
なお、WASからトランザクション管理機能や分散オブジェクトサポート機能などを省いた「Oracle Web Application Server Release3.0 Standard Edition」もリリースされた。Standard Editionは一般小売りはされず、主にハードウェア製品にバンドル提供される予定。第一弾として、日本ヒューレット・パッカード株式会社と提携し、HP9000エンタープライズ・サーバ・シリーズにWAS Standard Editionを無償バンドルすることで合意した。
WASの発表と同時に、Java対応のクライアント・サーバーアプリケーション開発ツール「Oracle Developer/2000 for Windows95/NT Release1.5」(50万円)、Developer/2000で開発されたアプリケーションをWWW環境で実行可能にする製品「Developer/2000 Server for WindowsNT Release1.5」(同時8ユーザー版36万円~)、Oracle7と連携したWWWアプリケーションをHTMLエディタ上でビジュアルに開発できるツール「KeyWeb Creater for Windows95/NT Version1.0スターティングキット」(20万円)なども発表された。
('97/7/15)
[Reported by nagase@impress.co.jp]