【新製品】


利用者ごとにホームページを自動生成する機能など搭載

富士通が有料コンテンツサービス用のソフト2点を発売

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1997/Jul/17.html

 富士通株式会社は、WWW上で会員向けの有料コンテンツサービスを実現するためのソフトウェア製品を7月17日に販売開始した。

 販売するのは、利用者ごとにホームページを自動生成するパッケージソフト「InfoArk」と、会員管理/課金管理を行なうパッケージソフト「InfoCommerce」の2点で、インターネット上の有料サービス提供者や企業のイントラネット管理担当部門などを対象に売り込む。

 注目されるのは、InfoArkのホームページ自動生成機能。WWWサーバーと連携し、掲載する情報ごとにユーザーのアクセス権を設定し、それをもとに専用のテンプレート上でページを自動的にレイアウトするというもの。性別、年代別や所属部署などユーザーの属性に合った情報を載せたページを常に提供できるので、ショッピングモールやイントラネットなどで役に立ちそうだ。価格はSolaris版、Windows NT版とも150万円。出荷は9月を予定している。

 InfoCommerceは、会員管理/課金管理を行なうパッケージソフトで、同社が運営するオンラインマガジン「Teleparc」や仮想空間「Habitat」などのサービスで管理システムとして運用されてきたもの。会員管理/課金管理ができる基本セットに加え、提供するサービスの内容によって定額課金、従量課金などの課金方法や、カード決済、銀行決済などの決済方法を設定できるオプションが用意されている。価格は、Solaris版の基本セットが340万円(8月出荷開始)、Windows NT版の基本セットが170万円(11月出荷開始)。

 なお、両製品ともインストールやシステム導入などの支援サービスが別途料金で用意されている。

◎問い合わせ先
富士通株式会社
マルチメディア・コンテンツ推進本部
インターネット技術開発部
TEL 044-754-8568

('97/7/17)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp