【トラブル/ソフトウェア】


Netscape Communicator日本語版
問題を抱えたまま製品出荷

■URL
http://www.g-search.or.jp/ (ジー・サーチ)
/www/article/970225/pr2bug.htm (対処方法)

 「Netscape Communicator 4.01」の日本語版が、いよいよ19日から発売となる。その発売を前に、同ソフトをインストールすると「一太郎7」などが動作しなくなるという問題(本誌97年2月26日号参照)が依然として残ったままであることが分かった。問題の原因は「msvcrt40.dll」というファイルの違いで、Communicatorには63.5KBのものが付属する。

 これについて日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社は、63.5KBのものが最新版で、これを配布するように米国Microsoft社から指示されているためで、自社のソフトの問題ではないと説明している。実際、同製品のパッケージに付属するREADMEファイルには「各国語対応」という項目が用意されており、この問題について触れられている。

 一方のマイクロソフト株式会社は、63.5KBのものについては、どのような形であろうと配布は一切禁止としているという。この点についてネットスケープでは、マイクロソフトからライセンス違反の通達が届いていないため、打つ手がないという。いずれにしろ、ユーザーに対するサポートは棚上げとなっているのは確かだ。

 この問題を最も深刻に捉えているのは各販売代理店。18日午後の時点で各代理店に問い合わせてみた。19日の午前0時よりWWW上でのダウンロード販売を予定している株式会社ジー・サーチでは、実際にユーザーがダウンロードする前に問題への対処方法を表示することにしているという。その他の代理店については、この話自体初耳で、具体的なサポート方針は全く固まっていない様子だ。

 なお、先日リリースされた英語版4.01a(本誌97年7月18日号参照)でも同様の問題が発生している。具体的な対処方法は上記のWWWページを参照してほしい。

('97/7/18)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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