【業界動向】

MicrosoftとProgressive Networks
ストリーミング配信技術の開発で提携

■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Jul97/pronetpr3_95.htm

　Microsoft社とProgressive Networks社は21日、音声や動画のストリーミング配信技術を共同開発していくことで合意したと発表した。これに伴い、MicrosoftがProgressive Networks株の10%を取得する。

　具体的にMicrosoftは、Microsoft Site Serverの一部となるNetShowストリーミングサーバーにRealAudioおよびRealVideoの配信機能を組み込む。加えて、Internet Explorer 4.0にRealPlayer 4.0とNetShowの両クライアントを組み込む。さらに、これらの機能が実装されたソフトウェアをリリースするまでの間、Progressive Networksが無償で提供する簡易サーバー「EasyStart Server」をその代わりとして配布する。

　また、両社はASF（Active Streaming Format）と呼ばれるストリーミング配信のフォーマットの次期バージョンを共同で開発し、これにRealAudioやRealVideoを取り込んでいく。Progressive Networks社も、このASFに加え、DirectShow、DirectDrawといったMicrosoftのAPIをRealPlayerでサポートする。

　なお、Microsoftは同じくストリーミング配信技術を開発するVDOnet社にも出資しており、以前の発表ではVDOnet社の技術がNetMeetingやNetShowに用いられる予定だった。

('97/7/22)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH / shira@alles.or.jp]

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