【サービス】


米Microsoft社がMSNのサービス拡充を発表
POP3とSMTPのサポートを表明

■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Jul97/MSN4OPr.htm

 現地時間の21日、米Microsoft社は自社のネットワークサービスである「Microsoft Network Internet online service(MSN)」のサービス拡充に関して発表した。

 特に注目される点は、電子メールの送受信にインターネット標準のプロトコルであるPOP3とSMTPを導入し、マルチメディアデータを扱うための仕様であるMIMEをサポートするとしていること。従来、MSNでは専用ソフトによるメールの送受信しかサポートしていなかったが、これにより、Eudoraなど一般のメールクライアントソフトが使用可能になることが予想できる。しかし、日本のマイクロソフト社によれば、「Internet MailやOutlook Express以外のクライアントソフトでの動作は保証しないが対応は検討している」ということで、完全にオープンになったというわけではないようだ。

 その他にも、情報検索ツールの「Quick View」や電話帳を自動的にアップデートする「Automatic Access Number Update」、パスワードを忘れてしまった時の救済策「Online Password Reset」などが新サービスとして含まれることになっている。

 これらの内容は、'97年の第4四半期から実施される予定だ。

('97/7/23)

[Reported by kono@impress.co.jp / yuy@Hawaii.Edu]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp