【業界動向】


リムネットが一般電話同士の
インターネット国際電話サービスを8月21日より開始

■URL
http://www.rim.or.jp/i-phone/index.html
http://www.viennasys.com/

 株式会社リムネットは23日、インターネット国際電話サービスを同社の会員向けに8月21日より開始すると発表した。ワシントンDCに専用サーバーが設置され、日米間で一般電話同士の通話が可能となる。料金は最初の3分が90円で、それ以降は1分30円。

 同社は国内では、今年4月21日からテスト運用、5月21日から正式運用を開始しており、これを海外に拡張するもの。郵政省が今月8日に、「公-専-公」接続をインターネットを利用したものに限り8月より解禁するとしたのを受けての発表だ(本誌97年7月9日号参照)。

 ただし、日本から米国へダイヤルすることはできるが、その逆はできない。また、利用できるのは日本時間で午前8時~午後9時までに限定される。さらに、このサービスを利用するには、同社のプロバイダーサービスの会員であることが必要となる。なお、このサービスの開始に伴い、これまで必要だった「リムフォン登録料」(2,000円)を廃止する。

 同社では今後、郵政省と最終的な調整を進め、21日のサービス開始を目指す。また同社は、Vienna Systems社と業務提携し、インターネット電話システムの販売も手がけている。インターネット電話サービス事業を本格的に展開するというよりはむしろ、それらのシステムを販売していく上での足がかりにしようというのが同社の狙いだ。

('97/7/23)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp