【業界動向/回線】
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http://www.nttinfo.ntt.co.jp/dlij/NR_J/9707/970723b.html
NTTは7月23日、4時間単位で回線容量や接続先を変更できる専用線サービス「エンタープライズ・サービス」を、郵政大臣に認可申請した。認可がおりしだいサービスを提供する予定。
回線は、中継区間とその両端の端末区間からなる。中継区間の回線品目は、3.4KHz、64kbps、128kbps、192kbps、256kbps、384kbps、512kbps、768kbps、1Mbps、1.5Mbpsの10品目。また、端末区間は高速式(1.472Mbpsまでの伝送が可能)と超高速式(42.944Mbpsまでの伝送が可能)の2種類がある。料金は月額制で、高速式の端末区間と64kbpsの中継区間で東京-大阪間を結んだ場合には月額1,197,500円となる。回線容量を変更した場合には4時間を月額の1/60で、接続先を変更した場合は4時間を月額の1/45で計算する。たとえば、前述の例で512kbpsに容量を変更したときの4時間の使用料は24,883円となる。
NTTでは、このサービスにより、企業の本社支社間などで大量の転送が必要な日のみ大容量回線を使うようにしてコストを削減できるとしている。
('97/7/24)
[Reported by masaka@impress.co.jp]