【ソフトウェア】


Netscape Communicatorに新たなセキュリティバグが発見される

■URL
http://home.netscape.com/assist/security/resources/singapore_privacy.html
http://www.iti.gov.sg/staff/kcchiang/bug/

 Netscape Communications社は25日、同社の最新WWWブラウザー「Netscape Communicator」に新たなセキュリティホールが発見されたと発表した。ただし、Netscape Navigator2.xおよび3.xには関係ないという。

 このバグは「Singapore Privacy Bug」と呼ばれ、JavaScriptとJavaアプレットを利用し、ユーザーが巡回したサイトの履歴などを盗み見できるというもの。シンガポールのInformation Technology Instituteでは、このバグのデモンストレーションを行なっている。

 前回のJavaScriptのバグ(本誌97年7月11日号、18日号参照)では、小さな別ウィンドウが立ち上がるので、各ユーザーが注意していればそれに気づき、WWWブラウザーを終了させるなどして対処することが可能だった。それに対し今回の場合は、JavaScriptとJavaアプレットを連携させる「LiveConnect」と呼ばれる技術を用いているため、盗み見されているのを認識するのが難しい。

 Netscapeでは数週間中に修正版をリリースするとしており、どうしても気になるという方はそれまでJavaとJavaScriptの動作を無効にして利用することをお勧めする。

('97/7/28)

[Reported by yuno@impress.co.jp / shira@alles.or.jp]


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