【業界動向】


LotusがNotesクライアントにInternet Explorer 4.0をバンドル
グループウェアとWWWブラウザーの複雑な関係

■URL
http://www.lotus.com/corpcomm/3e1e.htm
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Jul97/LOTUSPR.htm

 Lotus Development社とMicrosoft社は29日、「Lotus Notes」の次期バージョン(4.6)に「Internet Explorer 4.0」をバンドルすると発表した。Microsoftが提唱するダイナミックHTMLや、アクティブデスクトップといった機能が利用できるようになるという。

 LotusとMicrosoftは表計算ソフト「1-2-3」「Excel」、グループウェア「Notes」「Exchange」などでし烈な競争を繰り広げてきただけに、意外な組み合わせのように思えるかもしれない。しかし、Lotusはこれまでも、「Netscape Navigator 3.0」と「Internet Explorer 3.0」の両方のライセンスを取得し、Notesクライアントにバンドルしていた。

 一方、Netscape Communications社からはグループウェアの機能をもつ「SuiteSpot」が出荷され、そのクライアントでありWWWブラウザーでもある「Communicator」の位置づけが、Lotusにとっては難しくなってきた。各社の様々な思惑が錯綜しており、今後のLotusとNetscapeの関係に注目が集まる。

('97/7/30)

[Reported by yuno@impress.co.jp / yuy@Hawaii.Edu]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp