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Macintosh版のInternet Explorer 4.0が登場

JDK1.1やJavaScriptなどJava関連を大幅に強化

■URL
http://www.microsoft.com/ie/mac/

 米Microsoft社は30日、「Internet Explorer 4.0 for Macintosh Preview 1」を公開した。17日に発表されたWindows版のInternet Explorer4.0(Preview 2)より2週間遅れての登場だ。
 今回のバージョンでは、「Microsoft VM」、「Microsoft JIT VM」、「Apple MRJ」と3つのJava仮想マシン(VM)をサポート。また、MacintoshのWWWブラウザーでは初となるJava Development Kit(JDK)1.1の対応、Macintosh版Internet Explorer初のJavaScriptの対応など、Java関連が大幅に拡張されている。ただし、「Apple MRJ」を利用した場合はJDK1.0.2相当となる。

 なお、Microsoftでは、Netscape Communicator 4.01のJavaVMと比べて、2倍の速さが実現できたとしている。ただし、編集部では、68K版の「Microsoft JIT VM」、PPC版の「Apple MRJ」の動作確認はできなかった。このバージョンは英語版だが、日本語も問題なく表示できた。

 また、Windows版でサポートされている「Active Desktop」などの機能は残念ながらサポートされていない。もうひとつの目玉であるプッシュ型コンテンツ受信技術「Active Channels」については、Channel Definition Format(CDF)をサポートしているというものの、ダイナミックHTMLがサポートされていないため、各社が提供している多くのコンテンツは見られない。

 今回のバージョンからブラウザー内に「Explorer Bars」と呼ばれるタブウインドウが登場した。ブラウザーの左はしに「Channels」、「Favorites」、「History」、「Search」の4つのタブが縦に並んでおり、それぞれのタブにマウスポインタを合わせると、Favorites(お気に入り)やアクセスした過去のページのリストが見られるほか、検索もできる。なお、この「Explorer Bars」はWindows版にもないMacintosh初のインターフェースだ。もちろん、これまでどおりのアイコン型のメニューバーもある。

('97/7/31)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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