【新技術/VRML】


松下電器産業が3DCGキャラクターを自然な動きで表現する技術を開発

■URL
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn970730-2/jn970730-2.html

 松下電器産業株式会社は3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)で自然な動きを実現する技術「仮想人間アニメーション技術」を開発した。同社ではこの技術をVRMLに組み込む。

 この技術は、歩く、座るなどといった人間の複雑な動作を、骨格や関節の角度により基本動作データに定義する技術「関節角ベースデータ技術」、基本動作データを約20分の1に圧縮して転送する技術「適応型スプライン圧縮技術」、基本動作データを滑らかにつなげる「高次微分型接続技術」の3つからなる。これにより従来のVRML2.0に比べデータ量を減少させることができ、キャラクターの動作を高速かつ滑らかにできるというもの。同社によると28.8kbpsの通信速度でも最低5人の3DCGキャラクターをストレスなく動作できるとしている。

 同社では8月末までにホームページ「WONDER TOWN」上で、同技術を使ったVRMLプラグインを無料配布するとともに、デモコンテンツを公開する予定。またこの技術はVRMLの国際標準化機構であるVRMLコンソーシアムに標準化として提案した。

('97/7/31)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp