【業界動向】
国際電話のKDDは8月4日、長距離系のDDIと日本高速通信(TWJ)とそれぞれ、大口割引や請求書一本化などの業務提携で合意したと発表した。
提携では、KDDの子会社KDDテレサーブ株式会社がKDDとDDIの大口割引サービスの加入者となり、国際・国内一体の「統一ブランド」を創設する。顧客はこの「統一ブランド」に加入することにより、最大20%の大口割引が利用できるようになるほか、請求書が一本化される。両社では従来より大企業向けの大口割引制度はあるが、今回のサービスは中小企業や個人の顧客が大口割引の特典を受けられるものとしている。提携ではほかに、通信設備の共同建設、インターネット、マルチメディア関連サービスの共同開発、専用線や高速データ通信サービスでの相互接続など、広範囲にわたるものとなっている。また、TWJとの提携も同様の内容。
今年10月には、国際電話の日本国際通信と長距離系の日本テレコムが合併するが、今回の提携はこれに対抗するのがねらい。
('97/8/4)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp]