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オーストラリアがインターネットを使ってビザを取得できるシステムを構築

■URL
http://www.australia.or.jp/(オーストラリア大使館のページ)

 オーストラリア政府は、インターネットを使ってビザ(査証)を発行するシステム「電子査証発行システム(ETAS)」を構築、運用を開始した。オーストラリアは、すでに'96年11月より旅行代理店や航空会社のオンラインシステムを使ってETASを実現しているが、今回インターネット上の在日オーストラリア大使館のホームページ上で誰でもビザの申請・受理が可能になった。

 具体的な申請手順は、まずオーストラリア大使館のETAS申請フォームに氏名やパスポート番号、電子メールアドレスなどの必要事項を記入する。観光ビザ取得の場合は申請料は無料で、1回の入国につき3カ月まで滞在可能な有効期間1年のビザが取得できる。商用ビザの場合は45オーストラリアドルが必要になる(クレジットカードによる決済が可能)。フォームを送信してから72時間以内にオーストラリア大使館からETASの登録が完了した旨の返信があり、そこに記載されているURLにアクセスすると、電子ビザ許可画面が表示されるので、画面をプリントアウトしておく。プリントアウトは飛行機にチェックインする際だけに必要なもので、実際にオーストラリアに入国する際には必要ないのだそうだ。ETASで登録された情報はすぐに入国審査のコンピュータに登録されるため、パスポート番号などで照合すれば瞬時にビザ取得済みであるかどうかがわかるという。

('97/8/5)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp