【イチオシ】
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http://www.bekkoame.or.jp/~fleurie/wine_rm.html
1日の疲れをいやすとりあえずの1杯に何を飲むかというと、日本ではまだまだビールが断トツで次に日本酒が続くという感じだろうか。確かに今はビールがひときわ美味しい季節である。しかし、いつも同じものをただ習慣として飲むだけというのも味気ない。たまには、いつもと違ったものを試してみたくもなる。そういう時、僕は迷うことなくワインを選ぶ。
ワインがふだんの生活、とりわけ食事と切っても切れない関係にあるヨーロッパでは、「ワインのない食卓は、太陽のない空のようなものである」というくらいワインが暮らしのなかの大切な一部となっている。日本では事情が異なるのも確かではあるが、洋風の食生活をレストランだけでなく家庭で楽しむことも多くなってきているようで、食卓にワインがのぼる機会も増えている。最近ではそれを裏付けるかのように、デパートのワイン売り場やワイン専門店で、パーティーや贈答用の高級なものよりも安価でありながらも良質なワインを自分で楽しむために買っていく人が増えているという。
しかし、そうは言っても、どのようにワインを楽しめばいいのかよく分からないという人も多いだろう。レストランで出される膨大なワインリストを見ても、何を頼めばいいか迷ってしまったり、テイスティング(味、香り、色を確認すること)のしかたがよく分からなかったりというのはよくある話。また、白に赤にロゼにスパークリング(発泡ワイン)と色々と種類がある上、食事との組み合わせの話になると、手も足も出ない。様々な約束ごとのせいで、ビールなどと違って気軽に飲めないから、と尻込みする人もいるかもしれない。
そんなことを思っているワイン初心者におすすめなのが、この「Wine's Room」だ。もちろん、かなりのワイン通でも十分に楽しめるはず。「ワインの基礎知識」というコーナーを見ると、ワインの歴史や製法などのウンチクに始まり、「ラベルが語るもの」「レストランで」「ワインの飲みかた」といった感じで、かなり実践的なところまでが分かるようになっている。ここを読むだけでももう十分に基本的なワインの作法は理解できる。
また、「世界各地のワイン」というコーナーでは、世界各国のワインの特色が産地付近の地図入りで解説されている。さらに、より突っ込んだ専門的な話を読んでみたいという人には、有料の会員専用ページも用意されている。
何よりも実用的なのは、おすすめワインを毎月2本ずつ紹介する「○月のお勧めワイン」のコーナーだ。ワイン選びに困っている時は、とりあえずここを見ると参考になるはず。この6月からはワインの紹介とともに、そのワインによく合う料理のレシピも併せて紹介するようになり、ますます便利になっている。
色々と勉強したらあとは実践あるのみ! 自分でワインを買いに走って自宅で楽しむもいいし、レストランに行く機会があったら「とりあえず、ビールを」の代わりに「ワインリストを見せていただけますか」と言ってみるのもいい。
('97/8/5)
[Reported by yuy@Hawaii.Edu]