【新サービス】


翻訳記事に日本独自編集の記事を加えて登場

ウェブマガジン「HotWired」の日本語版が秋からスタート

■URL
http://www.hotwired.co.jp/

 '94年にインターネット上のウェブマガジンとしてスタートした米「HotWired」の日本語版「HotWired Japan」が'97年秋より登場する。編集/発行は日本電信電話株式会社(NTT)や株式会社エヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)らが運営するホットワイアード・ジャパン推進協議会。秋の本格運用を前に、8月5日から実験的に一部翻訳記事を掲載して情報発信を開始した。将来的には広告収入で運営する予定。

 日本語版「HotWired Japan」では、ビジネスやカルチャー関連のニュースを日刊で提供する「Wired News」やコラム・レポート記事を掲載する「Synapse」など米国版「HotWired」で人気のコーナーを日本語に翻訳して提供する。日刊のニュースについては米国版の1~2日後には日本語訳の記事が掲載される予定だ。また日本語版の独自編集記事としては、コラム中心の読み物コーナー「Speak out!」や特集記事「Matrix」のコーナーなどが予定されている。

 他には、試行サービスとして「Wired News」のトピックスなどを電子メールで配信する「ワイアード・ニュースメール」サービスが提供される。日本語によるもので、料金は無料。土曜・日曜・祝日を除く毎日配信される。

 今後は、チャットや掲示板などのコーナーを設けるほか、プッシュ型の情報配信システムを利用することも検討しているとのこと。なお、米国版「HotWired」では、すでに米Netscape Communications社のHTMLメール配信サービス「In-Box Direct」や、米Marimba社の「Castanet」などのプッシュ型情報配信システムを利用している。

 現在、雑誌の「WIRED」日本語版を発行している、株式会社DDPディジタルパブリッシングによるサイト「WIRED Japan official web site」が存在しているが、ユーザーの混乱を避けるため、秋には「HotWired Japan」の1コーナーとして取り込まれるとのこと。「WIRED Japan official web site」の内容は、雑誌の記事紹介がメインとなっている。

('97/8/5)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp