【業界動向/ソフトウェア】


MicrosoftがVXtremeを買収、VDOnetと提携
音声・動画ストリーミング配信サーバー「NetShow 2.0」も同時リリース

■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Aug97/VXPR.htm
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Aug97/VDONETPR.htm
http://www.microsoft.com/sbnmember/download/download.asp

 Microsoft社は5日、かねてより噂だったVXtreme社の買収とVDOnet社との提携を発表、同時に音声・動画のストリーミング配信サーバー「NetShow 2.0」をリリースした。NetShow 2.0は、同社の技術者向けWWWサイト「Site Builder Network」に用意されている。

 VXtremeは、「Web Theater」と呼ばれる音声・動画のストリーミング配信用のサーバーおよびクライアントで知られる会社。VDOnetもまた「VDOLive」なる同様の技術で知られる。Microsoftはこれまで、「TIGER」というコードネームの下、ケーブルテレビ網などの広帯域メディアをターゲットにビデオ・オン・デマンド技術の開発を進めてきており、NetShowもその一環として重視されていた。VXtremeやVDOnetの技術を取り込むことで、自社のストリーミング配信フォーマット「ASF(Active Streaming Format)」の標準化に弾みをつけるのがMicrosoftの狙いだ。

 一方、インターネットの分野では、Progressive Networks社のRealAudio、RealVideoといった技術がすでに広く普及しており、苦戦が続いていた。そのため、MicrosoftはProgressive Networksとの技術提携を発表し(本誌7月23日号参照)、それらの標準技術を自社製品に組み込むことにしている。

('97/8/6)

[Reported by yuno@impress.co.jp / saori@earthlink.net / yuy@Hawaii.Edu]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp