【ソフトウェア】


Castanetのアップデート機能がJava以外のアプリケーションに対応

■URL
http://www.marimba.com/press/marimba-aug7.html

 Marimba社は7日、同社のプッシュ型配信システム「Castanet」を拡張すると発表した。

 「Castanet UpdateNow」と呼ばれるこのソリューションの目玉は、従来Javaにのみ対応していたインターネット経由でのソフトウェアの自動アップデート機能が、C、C++、Visual Basicなどの言語でも使えるように拡張するところ。同様のソリューションとしては、Netscape Communications社の「SmartUpdate」があげられるが、SmartUpdateの場合、各ユーザーがCommunicatorを使ってWWWサイトにアクセスする必要がある。これに対しプッシュ型のCastanet UpdateNowの場合、従来のCastanet Tunerのようにソフトウェアを起動するたびにバージョンの確認を行ない、必要があれば自動的にソフトをアップデートしてくれる。

 各ソフトウェアベンダーは、従来のCastanet Transmitterに拡張モジュールを追加することで、ソフトウェアの自動配信が可能となる。一方、各ユーザーは、同社が提供する専用のクライアントソフトを用いるか、あらかじめこの自動アップデート機能が組み込まれたソフトウェアを利用する。また、この自動アップデート機能をソフトウェアに組み込むためのSDKも配布され、パソコン用ソフトウェアのみならず、携帯電話やスマートカードなどにもこの機能を搭載させることができるという。

 Castanet UpdateNowは8月中旬にも発売される見込みだが、価格は未定。日本での発売は伊藤忠テクノサイエンス株式会社と株式会社日立インフォメーションテクノロジーが予定しており、発売は8月末になる見込み。なお、SSLなどによるセキュリティ機構を追加する「Castanet Guardian」も9月中に登場する予定だ。

('97/8/8)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp