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■URL
http://www.microsoft.com/frontpage/
http://198.107.140.10/frontpage/demo/default.asp
（オンラインデモ）
Microsoft社は先日、ダイナミックHTMLやCDFをサポートしている注目のHTMLエディター「FrontPage
98」のβ版を公開した（本誌8月11日号参照）。現在、上記のWWWサイトからダウンロードできる。
編集部で試してみたところ、β版だけあって、まだまだ動作が不安定だ。それでも、これまでのHTMLエディターにはない様々な新機能が搭載されており、感触はかなりいい。主な特徴は以下の通りだ。
なお、同社のWWWサイト上にShockwaveによる機能説明ページも用意されており、実際にどのように利用するのかが音声・動画を交えて紹介されている。
■FrontPage Explorer
起動すると「FrontPage Explorer」というウィンドウがまず立ち上がる。WWWページの作成や管理は基本的にここで行なう。ウィンドウ左端には、同社のメールソフト「Outlook」に似た縦長のアイコンパレットが並び、画面を切り替えてはファイル操作をしたり、リンクのチェックをしたりできる。
■FrontPage Editor
HTMLファイルのアイコンをダブルクリックすると、「FrontPage Editor」が立ち上がり、実際のHTML編集はこちらで行なう。「標準」「HTML」「プレビュー」の3つのモードがあり、これらを切り替えながらWWWページを作っていく。ただし、Internet
Explorer 4.0固有の機能を利用したページを作った場合のプレビューは、ツールパレットのプレビューボタンを押して別途Internet
Explorer 4.0を起動する必要がある。
■テーブル、画像編集
前バージョンから様々な新機能が追加されているが、中でもテーブル作成のインターフェイスの良さは驚きだ。鉛筆と消しゴムの2つのツールを使い、罫線を自由に挿入したり削除したりできる。
また、画像編集に関してもかなりパワーアップしている。回転やコントラストの調整はもちろん、立体ボタンをワンクリックで作成できたりする。後述の「Image
Composer 1.5」と併用すれば、さらに多彩な画像編集が楽しめるだろう。
■ダイナミックHTML、Java、スタイルシート
そして、注目のダイナミックHTMLだが、テキストや画像を右下からスライド表示させるといったアニメーション処理、エクスプローラなどでお馴染みのリストの折りたたみ処理などをページ中に簡単に組み込むことができる。できあがったソースコードを見ると、これらの処理はJavaScriptで記述されているようだが、あくまでもInternet
Explorer向けで、Netscape Communicatorでは正常に表示されないといった問題もある。
また、このバージョンからは、基本的にJava対応のWWWブラウザーを対象とし、様々な形でJavaアプレットを利用している。もちろん、Javaアプレットを全く含まないページを作成することも可能だが、バナー広告やボタンのアニメーション化など、いたるところでJavaアプレットが登場する。
余白やフォントを細かく設定できるスタイルシートもまたサポートされている。
■CDF
もう一つの注目、CDFファイルの作成だが、こちらはFrontPage Explorerのツールメニューから「チャンネルの定義」を選択することで行なえる。Microsoftお得意のウィザード形式で、慣れてしまえば1分もかからずに作成できる。
■Image Composer
同ソフトの製品版にバンドルされる予定の「Image Composer 1.5」のβ版も同時に公開された。レイヤー機能を搭載した画像編集ソフトだ。Adobe社のPhotoshopのように、様々なエフェクト効果が実現可能だ。PSD形式での読み書きもできるようになっているところも面白い。
また、GIFアニメーション作成ツール「GIF Animator」も付属しており、AVIファイルからデータを取り込むこともできる。
('97/8/11)
[Reported by yuno@impress.co.jp]
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