【業界動向 / 新技術】


プッシュ技術によるソフトウェアのアップデートを容易にする仕様

MicrosoftとMarimbaがソフトウェアのプッシュ配信の標準フォーマット案を発表

■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Aug97/marimbpr.htm (Microsoft)
http://www.marimba.com/OSD/ (Marimba)
http://www.microsoft.com/standards/osd/(OSD仕様)

 米Microsoft社と米Marimba社は、オンラインでソフトウェアのアップデートを簡単にする技術「Open Software Description (OSD)」を共同で開発すると発表した。両社は、OSDの仕様書を8月13日付けでW3C(World Wide Web Consortium)に提出している。

 OSDはソフトウェアやデータをプッシュ配信するためのフォーマット。プッシュ型情報配信の標準フォーマット「CDF(Channel Definition Format)」と同様に、SGMLのサブセットであるXML(Extensible Markup Language)をベースに開発されたものだ。HTMLを配信するCDFに対し、OSDは、「C/C++」「Visual Basic」「Java」などの言語で記述されたプログラムをプッシュ配信用ファイルに定義することができる。Marimba社の配信用ソフト「Castanet」と連携させることで、ソフトウェアのアップデートを自動的に行なえる。なお、Microsoft社は、WWWブラウザー「Internet Explorer」でOSDをサポートすることを明らかにしている。

 ODS仕様を支持する企業として、CyberMedia社、InstallShield Software社、Lotus Development社らに加え、Netscape Communications社が名乗りを上げている。Netscape社は従来CDFのサポートはしないと発表していたが、CDFと同じくXMLベースのOSDは支持する形となった。

('97/8/15)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / yuy@Hawaii.Edu]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp