【イチオシ】
■URL
http://quote.yahoo.co.jp/
以前から株価の終値サービスを行なっていた「Yahoo! Finance」だが、最近「株価 20分速報サービス」というのを開始した。このサービスは、株価の変化を20分遅れで刻々と知らせるというもの。
これまでも家庭や仕事場に居ながらにしてホットな株価情報を知ることができるタダのサービスとしてはテレビ、ラジオ、文字放送などがあったが、見逃したり聞き逃したりということがよくある。しかし、このYahoo!の新サービスなら、いつでもすぐに詳しい情報まで入手することができるし、さらには表示内容を簡単にカスタマイズすることもできる。市場は東京、大阪、名古屋、札幌、新潟、広島、福岡、店頭をカバーしており、東京外国部の銘柄(アップルコンピュータ、IBM、モトローラなど)もサポートしている。ただし、大阪と店頭については従来通り終値のみを表示している。
実際に使ってみると、これまでのYahoo! Financeのサービスと使い方は全く変わらない。変わったことと言えば、株価表示ページを開きっぱなしにしておくと数分置きに自動的に表示データが更新される点だ。まず上記のURLにアクセスしてから、株価を知りたい会社名か証券コード(複数の会社を一度に並記することが可能)を入力し、表示モードを指定してから「株価」ボタンをクリックする。これだけで指定した銘柄の株価などが表示される(最大50件)。表示モードは「基本情報」、「詳細情報」、「チャート」の3種類から選択することができるようになっている。
「基本情報」では、取引値、前日比、出来高などが表示される。また「詳細情報」では、さらに前日終値、始値、高値、安値、買い気配、売り気配、小さな年間チャートグラフ(毎日の終値のみ)などまで表示される。「チャート」では、年間チャートグラフが大きなものになり週足と30日分と65日分の移動平均線がそれぞれの色で表示、週単位の出来高も棒グラフで表示される。どの表示モードからも3ヵ月間の大きなチャートグラフ(1銘柄のみ)へ飛ぶことも可能だ。さらに、表示中の銘柄を元に試運転中の「ポートフォリオ」サービスで保有株式数や購入価格を設定すると、保有株式の時価や損益計算を表示することができる。
一度にたくさんの会社の取引値を見たい人には「基本情報」が、1から2程度の銘柄の詳しい情報が知りたい人には「チャート」がオススメだ。一方、10程度の銘柄の情報が見たい私としては、「詳細情報」が気に入っている。実際に株を保有している人は「ポートフォリオ」も設定しておくといい。毎日見たい銘柄や表示モードが決まってきたら、株価が好みのモードで表示されているページをブックマークに登録しよう。そうすれば次回からはブックマークから選択するだけで、見たい情報がすぐに表示されるのでとても便利になる。
ようやくバブルによる減速が終わり、徐々に回復の気配が見え始めている時期と言われている昨今、年間チャートグラフを見ても1年前と比べると2倍近くになっている銘柄を容易に見つけることができる。投資にはリスクがつきものだが、興味がある方は是非お試しを。
('97/8/19)
[Reported by musemac]