【業界動向】


IIJなど接続業者4社との提携合意を発表するもIIJは提携を否定

米CNS社が欧州、アジアを結ぶインターネット用通信網を構築

■URL
http://www.compuserve.net/PressReleases/peering.htm

 米CompuServe Network Services(CNS)社は、欧州やアジアの接続業者4社と提携し、米国、欧州、アジアを結ぶインターネット用通信網を構築することで合意したと発表した。CNS社は米国の大手オンラインサービス会社CompuServe系のインターネット接続業者。

 同社が提携先として発表したのは、欧州内のバックボーンを提供するEbone社、DE-CIX社、MAE-Paris社の3社と、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)を合わせた計4社。この提携により、米国、欧州、アジアを結ぶインターネット用通信網を構築できるとしている。まず、Eboneの持つロンドン、パリの拠点と順次相互接続していき、年末にはストックホルムとの相互接続を予定している。伝送速度は最低2Mbpsとのこと。

 ただし、IIJではこの発表を否定しており、同社の広報室によると「CompuServe側からそのような話は一切来ていない」とのこと。CompuServe Network Services社からは、正式にプレスリリースが出ているが、両社間の調整はまだ済んでいないようだ。

('97/8/20)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / 金丸 雄一]


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