【トラブル】


日本のプロバイダーが米国のダイレクトメールを訴える

■URL
http://www.typhoon.co.jp/pr19970821.html

 日本のプロバイダー「台風」は、8月20日、米国のページャー(ポケベル)会社Paging America社が大量のダイレクトメール(「SPAMメール」と呼ばれる)を配布したことについて、米国の地裁に訴えたことを発表した。

 台風の発表によると、Paging Americaは台風の電子メールサーバーを外部から断りなしに使い、メールの返送アドレスとして台風のメールアドレスを記入して大量のダイレクトメールを配布したという。

 台風ではこの件について、同様の行為の停止や損害賠償を求めている。台風によると、Paging Americaはいくつかの点で法に反しているという。電子メールサーバーを無断で使ったことは電子通信プライバシー法(Electronic Communications Privacy Act)および台風の財産への不法侵入となる。また、偽メールアドレスを使ったことは、不正競争防止およびLanham法に違反することとなる。さらに、台風の名が事件と結び付けられたことはCaliforniaの法では名誉毀損となるという。

('97/8/25)

[Reported by masaka@impress.co.jp / shira@alles.or.jp / Hiroyuki Et-OH]


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